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インフレ成長率は「10年国債」の金利水準で推測する

国債は予算をまかなうために国が発行する債券ですが、世界の金融市場では「10年国債」の金利水準がその国の金融を表すとされています。

これはおおよそのインフレ成長率が想像できる経済数字です。

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日本の超低金利な国債

国債とは「国庫債券」の略で、国歳入不足を補うなど財政上の必要から発行する公債です。

あらかじめ利子の支払いや満期日が決められていて、国債を購入すると定期的に利子を受けることができ、償還時(債券は、満期日に債券の保有者に額面金額が払い戻され、満期日のことを償還日、払い戻すことを償還という)には国債に記載された金額を受け取ることができます。

この債券にはいくつかの種類がありその発行目的、根拠法、償還年限、発行方式、利払い方式などにより、さまざまに分類されますが、10年国債の額面は一口5万円からとなっています。

現在は0.05%の超低金利なので、年に2回数十円の金利しか受け取れません。国債は株式のようにいつでも売却でき、売値も時価になります。

発行された頃より、市場の金利が高くなっていれば売却しても5万円では売れず、逆に市場の金利がさらに低下していれば、買った値段の5万円より高く売却できます。

国債の発行は増加の一途

1870年に鉄道建設のため日本政府は始めて国債をポンド建てで発行し、以降国債を発行し続けてきましたが、第二次世界大戦(1945年)敗戦から、東京五輪開催(1964年)まで発行をストップしていました。

現在の国債残高と比較するとわずかな額でしたが、東京五輪後の不景気から立ち直るために国債の発行が再開されました。

その後は国債発行は増加の一途をたどり、残高は日本のGDPの約2倍にあたらう1000兆円に膨れ上がっています。

国債発行残高の約4割が日銀保有

500兆円規模の日本経済で、年間約35兆円の財政赤字と国債の発行残高が1000兆円の状況から脱出できるのか、常々不安視されています。

日本銀行はデフレ脱却に向けて実施する「量的金融緩和」に伴う、民間銀行などからの国債の買い入れで年間80兆円もの国債を購入している。

その結果、現在1100兆円に達する国債発行残高の4割近くが日銀保有となっている。

各国の10年国債の利回り

自国の通貨が主要通貨である場合は他国の通貨をあえて私用する必要はありませんが、他国の通貨での国債を発行することも可能です。

始めて日本が国債を発行したのもポンド建てし、日露戦争の戦費にしていました。

しかし、現在日本円は世界で通用するので、他国の通貨で発行する必要がないため円建ての国債を発行しています。

米国もドル建てでの国債は大量に発行していますが、他の通貨での発行はありません。

新興国では先進国の通貨建てで国債発行

新興国の政府は自国での富の蓄積が不十分なため、先進国の通貨建てで国債を発行することがあります。

例えば、トルコ政府のドル建て国債、メキシコ政府の円建て国債、ブラジル政府の円建て国債などです。

国債だからといって安心が出来ない場合があります。2001年に日本で円建ての国債を発行しているアルゼンチンは外国債のデフォルト(債務不履行)を宣言し、お金が一部しか返ってこないう事例もあります。

各国の10年国債

日本の他で主要な国債といえばアメリカ合衆国政府が発行する国債は「USトレジャリー」と呼ばれています。

欧州で重要なのはドイツ国債で、金融市場でも非常に注目されています。英国の国債は「ギルト」と呼ばれ長い歴史がありますが、重要性がやや低下しています。

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参考:10年債の利回り比較(2016年8月5日現在)

金利が低ければ投資対象として魅力がなく、金利が高いと無事に償還されるか不安があるとみられてしまいます。