明確な目標(運用益)を決めてから資産運用としてのFXを始めよう
資産運用としてFXを始めるにあたり、明確な目標(運用益)を決めて開始しましょう。
FXは目標に合った戦略を選ぶ
目標とした運用益に達するかは自己分析の上に成り立ち、いくらの資金が必要で、費やせる時間と取り組める時間帯、知識量・技術レベルなど、数多くの要素を総合的に考慮する必要があります。
自分を知って、明確な目標が立てられれば、後はそれを実便するための条件に合う戦略を選びます。
トレードスタイルには裁量トレードか自動売買かの選択肢があり、どちらが自分に適しているのかを論理的に考えていくだけです。
FXを資産運用として成功する人は、しっかりと目標実現のための具体的なビジョンが描けています。逆に これが欠けているうちはFXを始めるべきではないでしょう。
FXトレードスタイルは2系統5種類に大別できる
裁量トレード | 売買の判断や実行をトレーダー自身が行い、チャート分析や情報収集、相場観のブラッシュアップなど、日々変動する相場状況を常に把握・分析が必要 | スキャルピング | 数秒~数分で取引を完了させる超短期売買。短期間で取引が終わるが、売買のタイミングを見出すために相応の時間は必要です。 |
デイトレード | 日をまたがずに、その日のうちに取引を完結するスタイル。スキャルピングとスイングトレードの中間の性質を持つ。 | ||
スイングトレード | 数日~数週間、数か月とポジションを持ち続けるスタイル。長期展望及び、含み損に耐え得る資金量と戦略が必須です。 | ||
自動売買 | プログラムがトレードを行う為、トレーダーは最初に戦略(設定)を選んで、以後は自動的に売買されます。 | プログラム系 | 開発者が構築したプログラムに基づき売買を行います。トレーダーが行うのは、どの戦略が自分に最適なのかを見定めることです。 |
リピート系 | トレーダーがリピート注文の設定を行い、そのルールの従い自動で取引が繰り返されます。 |
裁量トレードと自動売買のメリット・デメリットを比較
裁量トレードと自動売買には必要な資金量や、テクニカル・ファンダメンタルズの知識量だけではなく相場分析力など必要なものが異なります。
それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
裁量トレード | メリット ・すべて自分の考えで売買が行える ・知識や技術が経験として蓄積される ・相場に合わせて自在に利益が得られる |
デメリット ・相場に拘束されてしまい、時間の自由がきかない ・メンタルへの負担が大きい |
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自動売買 | メリット ・相場への拘束時間が短い ・24時間売買が可能 ・プロが構築した戦略が使用できる |
デメリット ・自動売買特有の知識が必要 ・プログラムの中身がブラックボックス |
2大分析方法
FXでは主に「テクニカル分析」、「ファンダメンタルズ分析」の2大分析方法を使い取引を行います。
裁量トレード、自動売買どちらでも分析能力は必要となりますので、覚えておきましょう。
- テクニカル分析 チャートに示された過去の値動きを元に、未来の変動を予想する。
チャートの情報から経験的洞察や数字・統計的アプローチで、未来の値動きを予想します。
移動平行線やテクニカル指標を用いた分析が一般的です。
- ファンダメンタルズ分析 世界各国の政治・経済・金融の状態から通貨の力関係を予測する。
各国の中央銀行(英: Central bank)や、政府の動向を分析し値動きを予想します。
長期的な通貨の力関係を判断し、長期的なトレードになればなるほど影響力が増します。