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ジニ係数と自殺率で広がる日本の格差社会をひも解く

大多数の日本人が自分は中流階級に属すると考えていた、古き良き時代「一億総中流」は過去となり、いま日本の所得格差は広がる一方です。

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いまや日本は格差社会

野村総合研究所の調査では、純金融資産が1億円以上の富裕層は約100万世帯とされています。

日本の世帯数は6000万弱なので約1.6%が富裕層といわれる一方、日本における0~17歳の子どもの貧困率は16.3%と6人に1人が貧困家庭という調査結果がある。

OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力開発機構)加盟国35ケ国で、最も相対的貧困率が低いアイスランドは(4.6%)に過ぎない。

日本は経済力が非常に弱いとされている韓国(14.6%)、財政危機に陥っているギリシャ(15.1%)をも上回り、先進国でもイスラエル(18.6%)、アメリカ(17.2%)、トルコ(17.2%)などと並んだ高水準となっています。

いまや日本は「格差社会」という言葉が当たり前に通じる世の中になっています。

所得や富の集中度を測定する「ジニ係数」

主に社会における所得分配の不平等さを測る指標に「ジニ係数(英: Gini coefficient)」というのがあります。

「ジニ係数」は、昨今の格差議論のなかで話題に上がることも多い為、覚えておいておきたい経済数字です。

ジニ係数とは

ジニ係数とは、ローレンツ曲線をもとに1936年にイタリアの統計学者「コッラド・ジニ(Corrado Gini, 1884年5月23日 - 1965年3月13日)」によって考案されました。

所得分配の不平等さ以外にも、富の偏在性やエネルギー消費における不平等さなどにも応用されています。

例えば、国民全員が同額の所得を得ていればジニ係数は0.00となり、逆に独裁者が一人で富を独占し、残りの国民は個人取得なしの奴隷状態であれば、ジニ係数が1.00となります。

中間のジニ係数0.5とはトップ10%の人々が富の75%を取り、残りの90%の人々で25%を分け合っている状態です。

広がる日本の格差社会

年収10億円の人がいる一方、年収200万円台の人が多くいるいまの日本をみると、ジニ係数が上昇していることが実感できます。

厚生労働省の「平成26年度 所得再分配調査報告書」のなかで、ジニ係数が0.3759と発表されています。

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  • 当初所得とは、所得税や社会保険料を支払う前の雇用者所得、事業所得などの合計。公的年金などの社会保障給付は含まれない。

  • 再分配所得は、当初所得から税や社会保険料負担を控除し、公的年金などの現金給付と医療、介護、保育などの現物給付を加えたもの。

では、なぜここまで格差社会となってしまったのでしょうか。

格差社会が広がった大きな要因とされているのが「高齢化」と考えられます。

高齢者は働き盛りの世代と比較すると所得が大幅に減少し、いま日本では高齢化が進んでいることから、所得が低い人の割合も増えるています。

また、給与所得者5千数百万人のうち、2000万人が非正規雇用者であり、多くの場合が給与水準が低く、生涯賃金もきわめて低いことも挙げられます。

fxrepo.hateblo.jp

経済問題が引き起こす自殺

日本の自殺者数は減少傾向だが、このような経済問題を理由に自殺を選ぶ人は多い。

遺書から特定できた自殺動機原因は「健康問題(病気)」、「経済・生活問題(貧困)」、「家庭問題」の順とされ、経済問題は自殺の原因の2位になっています。

日本は先進国で最悪レベルの自殺率

日本の自殺者数は警察庁の統計によると、2016年の自殺者数は前年比2128人減の2万1897人で、7年連続で減少し22年ぶりに2万2千人を下回っています。

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この自殺者の数値は世界と比較するとどうでしょうか。人口の母数が異なるため、一般的に人口10万人当たりの自殺者数を比較することで、おおまかな国際比較が可能とされています。

世界保健機関による年齢調整自殺率(2015年)
順位 国名 人数
1位 ガイアナ 44.2
2位 韓国 28.9
3位 スリランカ 28.8
4位 リトアニア 28.2
5位 スリナム 27.8
6位 モザンビーク 27.4
7位 タンザニア 24.9
ネパール 24.9
9位 カザフスタン 23.8
10位 ブルンジ 23.1
11位 インド 21.1
12位 南スーダン 19.8
13位 トルクメニスタン 19.6
14位 ロシア 19.5
ウガンダ 19.5
16位 ハンガリー 19.1
17位 日本 18.5
18位 ベラルーシ 18.3
19位 ジンバブエ 18.1
20位 ブータン 17.8

※国民全体の自殺者数を国民全体の人口で割って算出

世界の自殺者数と比較し、日本は17位と先進国では異常な数値となっています。

今後は社会福祉や制度の見直しを図り、自殺者を減らす万策を検討しなくてはいけない段階になっています。