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投資先としての新興国の魅力を知って新興国株式を始めてみよう

新興国とは一般的に先進国と比較して、経済水準はまだ低いが高い成長性を秘めた国々のことをいいます。代表格はBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)です。

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今後の経済成長を期待される新興国

新興国が今後の経済成長を期待される要因として、BRICSを中心とした生産年齢人口(15~64歳)の増加に伴い、経済規模が増加するといわれ中間所得層も増加すると予想されるため今後ますます注目されています。

2000年は49.3億人、2030年には70.3億人になると予想されていますが、人口が増えることで社会への影響はなにが考えられるのでしょうか。

人口が増えることでの社会への影響

人口が増加すると「消費」が増えます。人が増えれば食べるモノ、住む家、着る服など最低限生活に欠かせないものが必要になってきます。

モノが必要になるわけですから、農業や工場も生産が拡大します。生産が拡大すると、雇用が生まれ、仕事をすれば、給料が増え、多くのモノの需要が生まれ、消費と生産の拡大を伴いながら、経済サイクルが回るようになります。

人口が増えていく社会は、その増加に合わせて経済が発展しやすい環境にあるといわれます。新興国では特に生産年齢人口(15~64歳)の増加により、中間所得も増加すると予想されているため今後ますます注目されています。

世界の投資家たちが注目

GDPで世界2位になった中国株を筆頭に、中間所得層が増えているインド株、その後に続くとされるエマージング市場(emerging 経済が発展途上にある国や地域の金融市場のことで、新興国市場とも呼ばれる)の株式、例えばASEAN諸国、南米、アフリカ諸国の株式を組み入れた投資信託も販売されてきています。

世界の投資家たちが将来的な経済発展を見据えて、注目している市場が新興国なのです。

新興国株式のリスクとは

新興国の株式市場は先進国と比較し、市場規模が小さく、政治が不安定です。さらに情報収集が難しいため、プロのファンドマネージャーでも予想することが難しい出来事が発生する可能性が高いです。

現状は上場している会社の数も少なく、一つの大きな会社の業績に左右されて株式市場価格が大きく変動することもあります。

新興国は高い成長率が見込まれる一方、先進国と比較し安定性が低いといえます。しかし、近年は新興国の「健全性」が高まりつつあります。

例えば、国の収入と支出のバランス(プライマリーバランス)が良い点が挙げられます。先進国はリーマンショック時の金融機関の不祥事による景気後退を大きく受けてしまい、起爆剤として政府が多大な資金を市場に流す財政支出を行いましたが、新興国は金融に対する依存度が低かったため、国の財政が大きく悪化することは少なかったといえます。

これまで脆弱な財政基盤のイメージが強かった新興国ですが、2000年以降外貨準備高を強化したことで財務の健全性は高まっていると考えられます。

また、国が抱える債務も先進国と比べると低く、今後の人口増加に比例した経済成長がきたいされるという好材料が揃っています。

fxrepo.hateblo.jp