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投資信託はパッシブ運用とアクティブ運用のメリット・デメリットを理解して運用スタイルを決めよう

投資信託の運用スタイルには「パッシブ運用」と「アクティブ運用」の2種類があります。どの運用スタイルが自分に合っているのか、メリット・デメリットを理解しておきましょう。

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パッシブ運用とアクティブ運用について

アクティブ運用は企業調査などで銘柄の選定を行い、インデックスを上回る成績を目指す運用スタイルで、パッシブ運用は銘柄選定を行うことなく、インデックスに連動する成績を目指す運用スタイルになります。

パッシブ運用とは

パッシブ運用は「インデックス運用」とも呼ばれ、インデックスは指数を意味します。

投資信託の投資先には株式や債券などの様々な市場があり、市場全体の動きを示す基準となる指数、また平均的な値動きを表す指数があります。

運用目標とされるベンチマーク(日経平均株価やTOPIXなどの指標)に連動する運用成果を目指す運用手法が「パッシブ運用」となります。

常に平均点を目指す投資信託

インデックス型の投資信託とは市場平均(ベンチマーク)と同じような動きをする運用で、常に平均点を目指す投資信託です。

TOPIX(東証株価指数)のインデックス型投資信託であれば、東証一部上場企業訳1800社に投資しているのと同じ分散効果があるので、銘柄選びに悩む心配も株価チェックを常時行う必要ががありません。

業績など会社情報を調査する必要もないので、投資初心者にお勧めの投資信託となっています。

資産運用にはTOPIXや日経平均以外のベンチマーク指標として、不動産投資信託の東証REIT指数(東京証券取引所に上場している不動産投信(J-REIT)全銘柄を対象とした「時価総額加重型」の指数)、米国株式のNYダウ平均、全世界の株式を対象にモルガンスタンレーが算出するMSCIスタンダードインデックス、中国の上海総合指数などさまざまな種類があります。

市場・業種・地域・国べつなど興味や運用目的に合わせて選択できます。

パッシブ運用では、これらの指数に連動する運用を目指せばよいため、銘柄選別の手間を省き、コンピューターに任せて運用することが可能です。人件費も抑えることができ、運用管理費が安く済むので購入時の手収量が無料などといった利点もあります。

海外の商品であっても日本の運用会社が設定しているため、日本にいながら投資が可能です。情報入手が簡単にでき、分散投資とコストパフォーマンスが高いのが魅力です。

パッシブ運用のメリット・デメリット

メリット

  • 低コスト

  • 数多くへの銘柄への分散投資

  • シンプルな投資先選び

デメリット

  • 市場全体のリスク

  • 完全にインデックスに連動はしない(コスト、トラッキングエラー、特に残高の少ないものに注意)

  • パッシブ運用は「大企業株価指数」である

アクティブ運用とは

様々な運用方針に沿って、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法のことを「アクティブ運用」といいます。

インデックス運用と異なり、ファンドに組み込む銘柄を調査しポートフォリオ(保有している株式や債券などの銘柄(有価証券)群や保有資産の組み合わせ)を構築します。

運用のプロであるファンドマネージャーの手腕が求められる運用といえます。

市場平均以上の利益を目指す

何度も売買を繰り返し手数料が割高になることもあるので、購入時手数料もインデックス運用と比べて高い傾向にあります。また、ファンドマネージャーは投資のプロとはいえ、100%の成果を上げられるわけではないです。

市場平均以上の利益を目指しますが、結果的に市場平均以下の利益しか確保できない場合もあるので、パッシブ運用より必ずしも有利ということではありません。

ただし、株式市場が不調で、パッシブ運用では利益が見込めない状況でもファンドマネージャーの手腕次第では利益が得られる場合があります。

アクティブ型の投資信託の種類は、企業の売り上げや利益の成長率が高く優れた成長性ゆえに株価の上昇が期待できる株式に投資する「グロース株」、上げや利益の成長がさほど期待できないなどの理由から、現時点の株価が本来的な企業価値を考慮した水準に比べて安いと考えられる「バリュー株」、注目度の高い業種の銘柄を集めた「テーマ株」などが挙げられます。

ロシアやブラジル、中国などの新興国などへの投資も対象に含まれ、2000年に入るまではこれらの国々は、経済発達の可能性が不透明で、政治も不安定だったため投資対象としては不安視されていました。

しかし、2000年代以降著しい経済発展を遂げているブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカなどの新興国の経済成長に注目が集まり、これらの国の頭文字を取って「BRICs(ブリックス、英: Brazil, Russia, India and China)」という総称がつくられるほどになりました。

これまでの米国やドイツ、日本といった先進国だけでなく、新興国における経済成長率の大きさに期待して投資することで、より大きいリターンを得たい投資家向けです。

新興国は政情が不安定で政策も目まぐるしく変わるため、プロのファンドマネージャーでも先が読みにくいことがおおく、思うような運用成果がだしにくいこともあります。上場している銘柄も少ないため、情報ひとつで市場平均を超える利益を得られる可能性が高いです。

アクティブ運用のメリット・デメリット

メリット

  • 市場インデックスを上回るリターンを実現できる可能性がある

  • 市場が不況でも利益を狙うことが可能

デメリット

  • コストが高い

  • ファンドマネージャーの手腕が実績に大きく左右する

  • 長期運用にはあまり向かない(パッシブ運用の方が有利)

  • 信託期間が存在するものが多い