FX自動売買(システムトレード)開始前の基本的FX用語 - 購入前の予習・復習
知っているようで知らないFX用語を備忘録としてまとめます。
FX専門用語
トレード
FXで行う取引のこと。
FXでは買って・売って、売って・買ってと一回の取引が短期間で完結することが多い為、トレードという言葉が使わる。
FX取引を行う人を一般的にFXトレーダーという。
通貨ペア
FXで取引する2か国の通貨の組み合わせのこと。
ISOで定められて世界共通のコードとして通貨をアルファベット3文字の略称で表す。
※ISOとは
国際標準化機構のことで1947年にロンドンで創設され、世界的な標準である国際規格を策定するための非政府組織。
略称はアイソ、イソなどと呼ぶ。
最初の2文字で国名、最後の1文字で通貨名を表している。
記号 | どこの通貨か |
---|---|
JPY | 日本円 |
USD | アメリカドル |
EUR | ユーロ |
GBP | イギリスポンド |
AUD | オーストラリアドル |
NZD | ニュージーランドドル |
CAD | カナダドル |
CHF | スイスフラン |
SGD | シンガポールドル |
ZAR | 南アフリカランド |
HKD | 香港ドル |
NOK | ノルウェークローネ |
KRW | 韓国ウォン |
TRY | トルコリラ |
為替レートの見方
- ビッド(Bid・売)
- アスク(Ask・買)
標準的なFX会社では「左側にあるのが売値、右側にあるのが買値」となっている。
また、この売値と買値の差をスプレッドという。
ポジション
ある通貨を購入し、保持している通貨ペア。ポジションを翌日に持ち越すことはロールオーバーといい、スワップが付与される。
含み損益
ポジションをいま決済したと仮定した場合、どの程度損失もしくは利益になるかという金額。
実現損益
ポジションを決済して確定した損益金額。
利益確定
含み益を抱えたポジションを決済すること。利確、利食いとも呼ばれる。
損切り
含み損を抱えたポジションを決済すること。ストップ、ソトップロスともいう。
基本的に、こまめな損切りと利益を伸ばすことでFXで稼げるといわれています。
強制決済
含み損が膨らみ預けた証拠金以上の損失を防ぐために自動的に行う損切り注文。
マージンカットとも呼ばれることもある。
決済損益
決済して実際に口座に反映された損失・利益。実現損益とも呼ぶ。
取引コスト
FXの取引コストは取引手数料とスプレッドの2つ
トラリピ取引手数料
南アランド/円を除く 10通貨ペア |
|
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1万通貨単位以上の場合 |
1,000通貨単位当たり30円
(対ドル通貨は0.3ドル) |
1万通貨単位未満の場合 |
1,000通貨単位当たり50円
(対ドル通貨は0.5ドル |
せま割対応注文の場合 |
1,000通貨単位当たり10円
(対ドル通貨は0.1ドル) |
南アランド/円 |
|
---|---|
1万通貨単位以上の場合 |
1万通貨単位当たり200円 |
1万通貨単位未満の場合 |
- |
せま割対応注文の場合 |
1万通貨単位当たり100円 |
せま割対応注文とは
トラップリピートイフダン®(らくらくトラリピを含みます)、リピートイフダン®、ダブルリピートイフダン®、トラップイフダン注文で、1,000通貨単位当たりの利益金額が米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ニュージーランドドル/円、カナダドル/円、英ポンド/円、トルコリラ/円の場合:200円以下、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルの場合:2ドル以下、1万通貨単位当たりの利益金額が南アフリカランド/円の場合: 500円以下
1万通貨
一般的なFX会社では1万通貨を基本単位としている。
レバレッジ
1単位あたりの取引に必要な最低証拠金の倍率。
1万ドルの取引で必要最低証拠金が1万円ならレバレッジは100倍となる。(1ドル100円とした場合)
FX自動売買(システムトレード)でポチポチ病からの卒業して資産運用としてのFXをしよう!
『ポジションを保持して朝から晩までスマホでチャートとにらめっこ』
FXで失敗した方、そんな経験ありませんか?
おそらく私がいままでFXがうまくいかなかった理由の一つがポチポチ病だったと思います。
ポチポチ病はギャンブル
いまやスマホでチャートを確認・注文できる便利な環境が整い、いつでも売買が可能ですが、反面勢いで注文してしまうことも出てしまいます。
そもそも為替レートの変動タイミングは
- 経済成長性(GDPの伸び率)
- 国会財政の健在性(税収と歳出のバランス状況)
- 経済収支(モノ・サービスの移転に伴う収支)
- 金利(国債などの表面上の金利)
- 政府の市場介入
- テクニカル要因
- 投機筋
- 有事(戦争やテロ、災害など)
などの様々な要因が絡み、個人投資家ではなかなか予想がつかない中でどれだけリスク回避し資産を増やすことができるかとうことがFXだと思います。
都度、明確な理由もなく為替レートの変動タイミングの上下動に乗っかって取引をすることは1/2のギャンブルと言ってもいいです。
FXの基本は注文の前に決済を考える
「なんとなく上がりそうだから注文して、1万円くらい儲かったら売りたいなー。」という自分の理想で注文を入れても確実に失敗します。
株もFXも注文の前にいくらまで上がる(下がる)予想をしてから注文するのが基本です。
いつでもどこでもチャートが見れ、注文できることにより感情で動いて注文してしまうのが人間です。
「さっきの損切りを取り戻したいから…」
「いまが底打ちだろう。」
そんな妄想によりポチポチ病が発症し、移動の電車の中や食事中、仕事中だろうがスマホを手放せない生活になってしまいます。
これでは自分の資金を確実に削ってしまいます。
FX自動売買(システムトレード)で資産運用
FXは実際にお金の流れ・やり取りが画面を通しての数字になるため、慣れてくるとゲームのような感覚にも陥ります。
更にポチポチ病によってこの感覚は悪化してしまいます。
FX自動売買(システムトレード)はあらかじめ設定した注文を自動的にくり返すシステムなので、売買の判断を感情に左右されません。
変動幅を考慮した注文をすることによって、リスク回避が可能で自分の資産に合わせた投資が可能になります。
週末に為替レートの大枠を予想し、注文を仕掛ける。平日は為替相場の注目材料を集めながら大きなニュースがあるときだけチャートを確認。
また週末に前回予想した振り返りと、注文幅の調整となります。
これによりポチポチ病を卒業しFXを資産運用として活用できます!