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非課税の仕組みを理解してNISA(小額投資非課税制度)を始めてみよう

2014年1月から開始したNISA「小額投資非課税制度」は「株や投資信託(投信)などの運用益や配当金を一定額非課税にする制度」で NISA口座で取引をすると、税金面で大きなメリットが受けられます。

メリットや注意点を把握して「税率ゼロ」の恩赦を受けましょう。

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NISAとは

NISAとは「小額投資非課税制度」の愛称で、株や投資信託で得られる配当金などが非課税になる制度です。

金融商品から得られる利益に対し、20.135%もの税金が課せられていましたが、昨今の不景気により投資離れが懸念した政府が導入しました。

「税率ゼロ」の効果は高く、2016年3月末時点で1,012万を超える口座数になっています。しかし、永遠に非課税のままではないということを覚えておかないといけません。

NISAとは有期の制度

年間投資額120万円、最大5年間で総投資額600万円まで税率はゼロになる上、運用6年目以降も延長して同じ口座を使用することは可能(ロールオーバー)なので、一見すると際限なく非課税のままです。

  • ロールオーバー(Rollover) とは非課税期間が終了した際には、NISA口座・ジュニアNISAで保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移行(移管)することができます。

しかし、NISAとは有期の制度で、新規口座を開設できる期間(勘定設定期間)が次の3期間に分けられています。

・第1期間:2014年1月1日~2017年12月31日の4年間 ・第2期間:2018年1月1日~2021年12月31日の4年間 ・第3期間:2022年1月1日~2023年12月31日の2年間

つまり、2023年末に口座を開設し、金融商品を購入した場合は5年後となる2028年前まで非課税の恩赦を受けられるということになるので、これからNISAを始める方は覚えておきましょう。

NISAのメリットとは

さらなるNISAのメリットは、投資信託の値上がり益が10万円、分配金が1万円の場合、普通口座であれば通常それぞれ20.135%課税されます。

値上がり益に20,315円、分配金には2,032円、合計22,347円の税金がかかります。一方NISA口座を利用した倍は、無税なので10万円まるまる手取りとなり、NISA口座を利用しなかった場合と比較し2万2千円ほどの恩赦を受けられます。

昨今のマイナス金利下において0.1%利息の定期預金に2万2千円ほどの利息(恩赦)が受けられるのは数十年後になるか想像できるはずです。

NISAで気を付けないといけない点

NISA口座での損失は、通常の口座と損益通算ができないので、NISA口座と通常口座の損失・利益を相殺できません。

  • 損益通算制度とは 利益を合わせた金額で税金額を決めるもの

通常の口座では利益に税金がかかるのに対し、NISA口座はそれを免除されています。その点でほかの投資講座と性質が異なるため、交わることができません。

NISA口座内で利益を出して、初めて非課税の恩赦を受けられることを覚えておきましょう。

NISA運用の3つのポイント

①5年の運用期間中、もしくは5年終了時に売却。

NISA口座で運用する投資信託に利益が出ている状態で売却できれば、利益には非課税。

②引き続き運用を続けられる(ロールオーバー)。

5年の運用期間終了後にさらにNISA口座を延長して使い、運用を続けられることができる。

③2024年以降はNISA制度が終了、非課税ではなくなる。

それ以前にNISAで投資した商品は5年の運用期間終了時点で制度も終了。

<NISAの早見表>

非課税対象 株や投資信託の値上がり益や配当金(分配金)
非課税投資枠 毎年120万円まで(翌年への繰り越しはできません)
期間 5年間(売却しても非課税枠の再利用はできません)
投資総額 最大600万円まで
制度継続期間 2014年から2023年までの10年間
(毎年120万円ずつ非課税枠の設定ができる)
NISA口座資格者 20歳以上